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施設を破壊したら孝地に電話で合図を送り、すぐさま屋上に向かう。
ダークナイトとの戦闘の為にセイバーナイトとの戦闘はなるべく控えなくてはならない。
更に、ダークナイトの計画が実行される前に止めなくてはならない。
かなり、時間に余裕がなく更に迅速に行動しなければいけないだろう。
『お嬢様の為ならばヘリの一つや二つ……用意してくれるさ』
「川田先輩や啓吾先輩はまだ……」
『ああ……起きる気配すらない』
「そっか……」
煉はしゅんと肩を落とす。
煉の表情を見て、ルイとセイン以外の人達も悲しそうな表情になった。
『おいおい、何不抜けた声出してんだ? 俺が轟木隊長の力を見て諦めた時、お前らが諦めるなって教えてくれたんだぜ? 俺はまだ諦めてない。絶対にお嬢様達を救う手段を見つけてやる。だからお前らも頑張れ』
「……うん、そうだね。ごめん。って、孝地はどうするの?」
『悔しいが俺には実力がないからな。ベースシグレータ急襲には参加できない。それに、俺はお前らとは別にやることがある』
「やること?」
どうやら孝地はベースシグレータ急襲には参加しないらしい。
ならば、一体何をするのか気になった煉は聞いてみた。
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