◆自由VS支配 最強の定義◆

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「属性具現……《分》!!」 茜は十数人に分身し、襲われているフリーナイトをそれぞれ助けに行く。 「時ちゃんの部下になにすんだ!!」 「茜さん!!」 本物の茜は一番近くにいた化け物を蹴り飛ばす。 怯んでいたフリーナイトは立ち上がり礼を言っていた。 フリーナイトの実力なら化け物程度に遅れはとらない。 しかし、あの異様な姿と圧倒的パワーにより恐怖を感じてしまったのだろう。 宝時なら……もし宝時がいたならばどうするのだろうか。 茜は考えそれを実行に移す。 「何やってんだ、お前らぁ!! あたし達はこんな奴らに負ける程弱くないでしょ!! 時ちゃんの部下なら踏ん張り所を見せやがれぇ!!」 そう言って近くの化け物に朱い炎を宿した蹴りをお見舞いし、化け物を吹っ飛ばす。 それを見たフリーナイト達は武器を構え、その目から恐怖を捨て去った。 「こんなしょぼくれた姿ぁ、宝時さんに見せらんねぇ!!」 「俺達ならやれる!!」 「宝時さんの息子にここを任されたんだ、役目は果たさないとなぁ!!」 まだだ! フリーナイトはまだ負けていない。 士気を持ち直し化け物達に茜と共に悠然と立ち向かっていく。
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