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「重い……!!」
二人は立ち上がることすら出来ずに、ただ見えない何かの《重》さに負けぬよう耐える。
「…………」
マイクが今度は左手を振る。
すると、マイクの左手から白い《斬》撃が放たれた！
同時に上から降りかかる《重》さも無くなるが《斬》撃は既に目の前！
「属性具現!!」
「くっ！」
茜は咄嗟に鎖鎌を振り斬撃を放つことで相殺し、アミルダは横に飛び込み回避する。
「なんであいつが《斬》を……属性具現!!」
と茜は強く叫び音の見えない衝撃波を放つが、マイクが右手を前に向けると、その衝撃波は見えない壁に遮られ《無》効果された。
アミルダは斧を思いっきり投げつけるが、マイクがその斧に手を触れた瞬間、一瞬で《錆》びてしまいボロボロに崩れる。
「今だ!!」
茜が一瞬で接近し朱い炎を宿した蹴りを放つが、マイクも《朱》い炎を宿した手でそれを受け止める。
「な……んで……」
茜は驚きの余り目を見開く。
しかしそんな茜に対し、マイクは機械化した肩からスピーカーを出現させ、そこから大音量で爆音のような《音》を鳴らす。
「あぅっ!!」
《音》の衝撃波に吹っ飛ばされた茜は受け身もままならず地面に落下する。
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