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「いった……」
「大丈夫ですか!?」
茜に駆け寄るアミルダ。
しかしマイクは待ってはくれない。
今度は周りに《氷》の槍を出現させ、それを茜達に向け放つ。
「ちっ……下がって!!」
アミルダを後ろに引っ張った茜は右手を前に向ける。
「属性具現！」
真っ赤な炎を出し氷を一瞬で溶かした茜。
そのままその炎をマイクに向けるが、マイクが両手を叩くと強力な突が吹き炎を消してしまう。
「なら、属性具現！」
茜は鎖鎌を地面に叩きつけると、コンクリートを突き破り土で構成された龍が飛び出し突風に負けずに突き進む。
しかし、マイクが右手で龍に触れた瞬間、龍は《砂》と化しさらさらと崩れ去った。
「一体なにをした!!」
いつの間にかフィスタの背後に接近していたアミルダがナイフを振り上げる。
「フッ……」
フィスタがアミルダを見ずに鼻で笑った瞬間、マイクが《光》速で移動しアミルダはバーナーで加速した蹴りを顔面に受け吹っ飛ばされた。
「な……なんで……なんであんなに幾つもの……あたしと同じ《似》？ 」
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