◆自由VS支配 最強の定義◆

33/57
前へ
/541ページ
次へ
「どういう……ことですか?」 アミルダが茜にそう聞くと、茜はフィスタを睨みながらも口を開く。 「こいつ、機械化された武器猫の魂を変えやがった。いや、属性を変えたんだ」 「!?」 アミルダがようやく理解したとき、フィスタが両手を広げ高笑いをし始めた。 「フハハハハ!! そう、正解だ!! 機械化されたことにより私はマイクに潜ませた武器猫の魂の属性を変えた!! 属性具現()になぁ!! そして、私の属性()をマイクが真似をする! するとどうだ!? マイクは自分で自分の中にある残り2つの《C・A》を自由に変えられるようになったのだ!! マイクが思いつく限りの無数の属性を自由自在になぁ!! 残念ながら神の猫の属性には干渉できなかったが、そんなことはどうでもいい!」 結論を言えば……マイクはありとあらゆる属性を自由自在に扱えるということ。 さらには自身は機械化されている為、体力切れによる属性の解除は永遠にやってこない。 「女や子供が対等に戦えるのは属性具現があるからこそ! その属性具現全てをマイクは掌握した!! 貴様らは運がいい!! 貴様らの目の前にいるのは神を超越した存在!! 人類? 機械? 法則! 定理! 森羅万象全てを超えた存在だ!! 博士が……いや神童が成し遂げられなかった世界征服を私が成し遂げる!! マイクを使い、私が全ての支配者となる!! いいか!! もう一度言ってやる!! これが……      支配の力だ!!               」
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3355人が本棚に入れています
本棚に追加