◆自由VS支配 最強の定義◆

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「うっ!?」 「ぬあぁ!?」 突如セインと茜が苦痛の表情を浮かべながらマイクから離れた場所に現れた。 マイクの方を見ると、そのヨーヨーには電気がほとばしっている。 同じスピードで動けるとはいえ、属性としては《光》よりも《雷》の方が上手。 二人は感電してしまったのだろう。 そして、その隙をマイクが見逃さない! 一瞬で茜に接近したマイクが《刃》により出現させた刀を振る。 「!?」 刀の刃が茜の首に触れるや否やアミルダがマイクを蹴り飛ばした。 「私を忘れてますよ!」 「…………」 受け身を取った刹那に《光》速でアミルダの背後を取ったマイク。 しかし、それをわかっていたかのように、地面から剣が出現しそれはマイクの機械化された顎にヒットする。 宙に浮いたマイクをアミルダは振り向いた勢いを利用した回し蹴りで吹っ飛ばした。 「あたし達のスピードについてくるなんて……お姉さん何者?」 「イアスと同じ元軍人です。食らいつくので精一杯ですから」 茜、アミルダ、セインが構える中マイクが立ち上がる。 やはりダメージなど皆無。
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