◆自由VS支配 最強の定義◆

39/57
前へ
/541ページ
次へ
「…………」 フィスタが無言で立ち上がった束の間、セインが光速で移動し消えた。 茜の目的はフィスタを狙い属性具現を引き出させること。 そして、真似した《変》でマイクを止める! その為に茜が体力を使い果たす覚悟でマイクを止め、フィスタをセインが追い詰める。 しかし、フィスタに襲いかかったセインの剣を《雷》を纏ったマイクが機械化した左腕で防いだ。 「ぐぬっ!?」 感電してしまったセインは音の衝撃を受けながらも別方向からフィスタを襲うが、マイクが防ぐ。 「あんたの相手はあたしだ!!」 茜が地面を蹴ろうとしたが、いつの間にか茜の立っている場所が《沼》になり、足が埋もれてしまう。 勿論マイクの仕業であり、茜は今のままでは抜け出せない。 「卯化を解除するしか……」 卯化を発動したままでは他の属性が使えず脱出できない。 しかし、解除すれば二つの卯化を使った反動で体力を一気に持っていかれてしまう。 「埋もれるまで足掻いてやる!」 漆黒の炎を針のような形状で硬質化させ、マイクに飛ばす。 しかし、マイクはそれをヨーヨーで弾きながらもセインの攻撃を防ぐ。 「あたし達二人でマイクを止めるのが精一杯……くそ、後一手、もう一手あれば……」 「がっ!?」 「っつ!!」 二人に気を取られたマイクの隙を着き、アミルダが音による衝撃を受けながらもフィスタを蹴り飛ばす!
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3355人が本棚に入れています
本棚に追加