◆自由VS支配 最強の定義◆

42/57
前へ
/541ページ
次へ
逃れたはいいが茜はもう卯化を数秒程度しか発動できないだろう。 それは、茜の呼吸の荒さが物語っている。 「フハハハ! やはりマイクには勝てないようだな! 三人でそのザマか!! それに肝心な自称天才がもう卯化を使えない体たらく!!」 無傷なマイクに対し、三人はボロボロ。 しかし、茜は笑みを浮かべていた。 「そうだね……あたしはもう卯化使えないけど」 「オレ達は使えるぜ?」 「!?」 茜、セイン、アミルダの前にボブ、影山、大野、孝地が立つ! 四人は化け物と戦っていた筈、そう思いフィスタが振り返ると化け物の殆どが地に伏していた。 「あいつらを倒したのか!?」 「いいや、化け物を倒したのはあたしだよ」 「なに!?」 「あたしがマイクを抑えるなんて単純な理由で卯化を使うと思う?」 つまり、茜が二つの卯化を使ったのは化け物を倒し戦力を集める為。 化け物達は無駄に叫び声をあげ、その音により倒されていったのだ。 「あたしはサポートに回る」 「私はまだ行けます」 「ふ、我もだ」 茜と孝地、セイン以外が属性に包まれる! 「《モード・銃の創始者(クリエーター・ガンナー)》!!」 「《モード・ドスコイ磁弾打(ドスコイジダンダ)》!!」 「《モード・絶対領域(ゼッタイリョウイキ)》!!」 「《モード・刃の護り神(トランシャント・デュー・デ・プロテクション)》!!」 ボブの《銃》が、大野の《打》が、影山の《絶》が、アミルダの《刃》が卯化を発動した!
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3355人が本棚に入れています
本棚に追加