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手筈通りなら泰陽、セインチームはベースシグレータの西に位置する公園に少数の信者達と共に運ばれた筈。
そして里奈チームは東、ヒメチームは南だ。
「みんな……準備は整ったかな」
煉がそう呟いた時だった!
突然ホイッスルの音が遠くで響き渡る!
確かセイバーナイトは交戦する時にホイッスルを吹き、近くの住民に避難するよう合図していた筈だ!
つまり、どのチームかがセイバーナイトに見つかった!
すると、煉のポケットに入っていた携帯が鳴る。
煉はすぐさま携帯を取り出すと通話ボタンを押し耳に当てた。
『わりぃ、煉! 見つかった!』
「大丈夫なの!?」
『とりあえず大丈夫だ! 俺はこのままセインさんと一緒に先にベースシグレータに向かう。なるべく敵は引きつけるから煉も攻めてくれよ!』
「うん、了解!」
煉は通話を終えると携帯をポケットにしまった。
そしてすぐさま沙助から刀と鞘を具現化する。
「誰か……見つかった?」
ルイがそう聞くと煉は険しい表情を浮かべながら頷く。
「僕達も攻めるよ!」
煉とルイはゴッドナイトの信者達を引き連れベースシグレータへと向かう!
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