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「ちっくしょ!」
同じく大通りを駆け抜ける泰陽、セインチーム。
セイバーナイトが襲い掛かってくるが、適当にやり過ごしベースシグレータへと向かっていた。
この布陣の提案はセインだ。
里奈とヒメは回復の手段がある為一人ずつで、回復の手段を持たない煉、ルイ、泰陽、セインは二人一組になりお互いにカバーしながらダメージを極力避けるといった考えだ。
4つのチームに分かれたのも、敵を錯乱させる為。
案の定、セイバーナイトの勢力は泰陽、セインチームに傾いている。
「セインさん、これやばくねーか!?」
泰陽は走りながらそう言った。
背後には追いかけてくるセイバーナイト。
前方からも絶え間なく襲い掛かってくる。
泰陽が威嚇射撃をしセイバーナイトがバラけた瞬間をセインと信者達は通り抜ける。
先程からこれの繰り返しだ。
「いや、我らが最初に見つかったのは都合がいい! 君には空を飛ぶ術、我には信者達を逃がせる属性がある! ホントにヤバい時は逃げればいい! なるべく敵を引きつけてからな!」
「まぁ、それもそうだな! とにかく向かうはベースシグレータだ!」
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