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予想外!
いや、セインがちゃんと確認していなかったことにも非があるが、作戦を考えた時の泰陽の自信満々の表情に見事に騙された!
「ただでさえ我らが不利なのに目的地から程遠い場所に突入させるとは……色んな意味で天晴れだな!」
「とにかく地下に行こうぜ!」
「貴様が言うな!」
泰陽とセインは信者達を連れ部屋のドアを開ける。
左右に続く廊下……右方向にはエレベーターがあり左方向には階段がある。
エレベーターは勿論論外、泰陽達は左方向の階段へと向かう!
「く、ここで戦闘を回避するのは至難の技だな」
そう呟くセインの前方には階段から上がってきたセイバーナイトの軍勢!
後ろからもエレベーターでセイバーナイトが上がってきたらしく、数名が向かってきている!
ここは幅が狭い廊下、セイバーナイトを倒さなければ先へは進めない!
「突破するぞ!!」
「おっしゃあぁぁぁ!!」
泰陽はプロミネンスブレードを駆使し、セインは武器を具現化せず光のスピードで放たれる打撃で突破を試みる!
まだ他のチームは到着していないこの状況、セインは苦い顔を浮かべていた。
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