◆ベースシグレータ攻略戦!!◆

33/103

3355人が本棚に入れています
本棚に追加
/541ページ
「!?、!?、!?」 男性はゆっくりと牢屋の方を向く。 そこには鉄格子の向こうでナイフを構えているアミルダの姿。 薄暗いこの場所だからか、アミルダの銀色の瞳が妙に目立つ。 「鍵を渡してもらえませんか? さもないとこのナイフがあなたの首に飛んでいきますよ?」 「わ、分かった!ちょっと待ってくれ!」 何故手錠が真っ二つになっているのか疑問があるが、まずは自分の命。 そう思った男性は右手だけを動かしポケットから鍵を取り出す。 そして、それを牢屋の方に放り投げた。 「ありがとうございます」 鍵を開け鉄格子の扉を開けたアミルダ。 遂にアミルダが解放された! アミルダは壁に突き刺さる槍を二本とも外し、男性の拘束を解く。 「さて、これであなたは私を逃がしたことでマイクに殺されますね」 「う……」 うなだれるように俯く男性。 しかし、アミルダは手を差し伸べた。 「それが嫌なら私と一緒にこの基地を潰しませんか? そしたらもう支配される必要はありません。他にもフィスタのやり方に反感を持つ者を集めて……反乱を起こしてやりましょうよ」 ニヤリと不適に笑うアミルダ!
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3355人が本棚に入れています
本棚に追加