◆ほんの一時の休息◆

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「カルも……華月も……イアスも……一筋縄じゃ……いかない……勿論……リーダーも……だから……それぞれ……二対一が……望ましい」 ルイがそう言うのだから残っている隊長達もそれ程の強さなのだろう。 しかし、ダークナイトの主力が四人に対し、こちらは煉、ルイ、里奈、泰陽、ヒメ、セインの六人。 このままでは二対一が成立しない。 「待った。我が儘なんだが俺は兄貴と一対一で戦う。誰にも邪魔されたくねぇ」 そう言う泰陽に煉もルイも反論はしなかった。 というより泰陽ならそう言うだろうと予感はしていた。 何故なら彼らが兄弟だからだ。 「なら後一人……隊長達と渡り合えそうな者が必要だな」 セインがそう言うと、ルイは首を横に振る。 「後一人……じゃない……人数は……多い方が……いい……この際……多勢に無勢……なんて……言ってられない……ベースシグレータの……施設を……破壊した時に……生き残った人……全員で……天空城へと……向かう」 戦闘を回避し施設だけを破壊するのが目的だが、回避できない戦闘もある筈。 この場にいる煉達とゴッドナイトでセイバーナイトと戦い、生き残った者のみがダークナイトと戦う。 かなり厳しい戦いになるだろう。
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