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予想だにしなかった事態!
しかし、決してありえない策ではない!
単純だが敵の作戦勝ちを悟ったセイン!
亜華羽が放った閃光弾が一瞬でエントランスホールを包む!
泰陽やセインは腕で目を覆い、同時に敗北を感じた。
「嘘……だろ」
閃光の中、泰陽はそう呟くと同時に後に残された煉達に申し訳ないという感情が生まれる。
南極に飛ばされてはどうやっても戻ることは困難。
それどころか、まともな防寒さえしていない為、生きられるかどうかも分からない。
死すらも覚悟した泰陽にそれは訪れる。
「さ、さみぃ!! 死ぬ!! なんだこの寒さは!! か、体が動……
く?……あれ?」
泰陽は恐る恐る目を覆っていた腕を退ける。
そこは先程と全く変わらない光景。
前方には双子の姉妹がいて、自分の隣には信者達とセインがいる。
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