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地下へと通じる場所は今泰陽達が隠れているカウンター、その後ろにあるドアからとエレベーターからだ。
しかし、なにも正攻法で行く必要はなく床をぶち壊して進むという手段もある。
泰陽達が知る地下への行き方はエレベーターと床を壊して行くことだけ。
目の前にあるドアから地下へ行けるとは分かっていない。
「煉達は必ず来る。だからここの床を派手にぶっ壊して外にいる連中を引きつけるのが一番だと思う」
珍しくまともな策を考えた泰陽。
セイン達に異論は無いようで同意するように頷いた。
「よし、じゃあ行くぜ!」
まずは泰陽がカウンターから飛び出し、ホールの中央へと向かう。
その時、外にいるセイバーナイトの一人が振り返り泰陽に気づいた。
「気づかれた!」
外にいるセイバーナイトの半数が自動ドアをくぐりエントランスホールへとなだれ込んで来た!
「早くするっス、泰陽!」
「ぶっ壊してやるぜ!!」
泰陽は拳銃の銃口を床に向け、属性具現を発動する。
しかし、それとほぼ同じ瞬間にカウンターの後ろのドアからもセイバーナイトが溢れ出す!
「なに!?」
泰陽とセイン達は前方、後方からのセイバーナイトに挟まれてしまう。
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