◆ベースシグレータ攻略戦!!◆

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「泰陽君!」 後ろから聞いたことのある声がし、泰陽は振り返る。 「あ、あんたは……マミレダさん!」 「アミルダです!」 そう、セイバーナイトを従えこの事態を起こしたのはアミルダだったのだ! ここへ来るまでにセイバーナイトと戦っては説得し、ここまで仲間を増やしていたアミルダ。 「やはり、この騒動はあなた達だったんですね。けど、こんな少人数でベースシグレータに攻めるなんて……なにか策はあるんですか?」 「策はねぇ。とにかく戦闘は回避してここの施設を破壊したら、次にダークナイトの本拠地へ行って隊長達をぶっ潰す! それが俺達の目的だ! 」 「な……」 泰陽の言葉を聞いたアミルダは絶句した。 そして、わなわなと肩を震わし表情は怒りに満ちていく。 「あ、あなた達は馬鹿ですか!? そんなムチャクチャな突撃で全て思い通りに行くとでも!?」 「それでもやるしかねぇんだよ!! ダークナイトはまた計画を実行しようとしてるし、なによりこんな馬鹿げた戦いはもう終わりにしたいんだ!! 煉がそう決めたから、俺はあいつを信じて戦うだけだ」 「…………」 アミルダの怒声に怯まず泰陽はそう言い返す。 そして、何故か逆にアミルダが泰陽の気迫に押されてしまった。
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