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あっという間に煉達はセイバーナイトの軍勢に埋もれてしまう。
早速煉に襲い掛かるセイバーナイト、数は二人!
「恨みは無い!」
「しかし、フィスタさんの指示だ! 悪く思うなよ!」
「く……来い!」
一人は一定の距離から拳銃を構え、もう一人は三つ叉の槍を構え接近してきている。
煉は刀を鞘に納めたまま身構え防御の姿勢だ。
「くらえぃ!」
煉の顔面目掛け突き出された槍。
煉は咄嗟に顔の前に鞘を構える。
その時だ。
ルイが電気を体に纏いながら現れ突き出された槍を左手で掴んだ。
「お兄ちゃんに……手を出すな!」
「ぐあああ!!」
ルイはそのまま槍を握ったまま電気を流しセイバーナイトを痺れさせる。
すると、次々と発砲音が聞こえもう一人のセイバーナイトがいくつも銃弾を放ってきた。
しかし、ルイは恐るべき早さで右手を動かし銃弾を全て掴む。
「な、ば、化け物……」
「それは禁句だよ!」
ルイは掴んでいた槍をセイバーナイトの男性ごと振り回し、拳銃を持ったセイバーナイトにぶつける。
「ルイ、ありがとう」
「礼はいらないから私に任せて!」
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