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「おぐ!?」
「なんだ、感覚が!?」
煉の耳に飛び込んできた敵の悲鳴。
鈍い音と共に一瞬の呻き声をあげるセイバーナイトと、驚きの声を漏らすセイバーナイト。
「邪魔!!」
「通して……下さい!!」
「里奈、ヒメ!!」
煉の目に飛び込んで来たのは次々とセイバーナイトに拳を叩き込む里奈と、闇のオーラを駆使し敵をやり過ごすヒメの姿。
「煉!? ていうか傷だらけじゃん!」
三人は集まりすぐに背中合わせで円になった。
その際に里奈は蒼い炎で煉の腕を治療する。
ルイは煉の前に立ち身構えた。
「ありがとう、里奈。他の人達は?」
「ここに来るまでにセイバーナイトに襲われたの。それでゴッドナイトの人達はあたしだけ先に行かせてくれて……」
「……状況はどんどん悪くなるな」
「煉君、泰陽君から電話があったけど屋上に向かうんだよね?」
「うん、すぐに向かうよ!」
「お兄ちゃん、私が道を開く!」
そう言うとルイは力を溜めた後両手を左右に突き出した!
それに伴い突風が発生しセイバーナイト達を吹き飛ばす。
「今だよ!」
ルイのかけ声と共に煉達と数名の信者達はホテルへと突入する!
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