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「!?」
ホテルの中も壮絶な争いが始まっている。
しかし、煉達にとっては異様な光景が広がっていた。
何故ならセイバーナイト同士で争っているからだ。
中にはゴッドナイトの信者も紛れている。
「標的が現れたぞぉ!!」
「討ち取れぇ!!」
前方から襲い来るセイバーナイトの軍勢!
後方からも先程吹き飛ばしたセイバーナイト達が襲ってくる。
「後ろは任せてくれ!」
信者達が勇猛果敢に後方から迫ってくるセイバーナイトに立ち向かう!
「よく分からないけど、降りかかる火の粉は払うだけだ!《一閃(イッセン)》!!」
「《灼撃(シャクゲキ)》!!」
「《闇の衝撃波(ダークネス・インパクト)》!!」
煉の居合い斬りが、里奈の渾身の蹴りが、ヒメの闇の衝撃波が、前方から襲い来るセイバーナイトを捉える!
しかし、数が多すぎる。
敵を倒したはいいが、あっと言う間に囲まれてしまう。
そんな中、ルイは苦い顔を浮かべていた。
「フィスタは常に白衣を着てる……鉢合わせたら私はきっと戦えない」
トラウマがあるからこそルイは焦っていた。
なるべくなら早くここを突破したいのだ。
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