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その時だ!
煉達4人の周りの床から円を描くように無数の巨大な剣が出現し、それはまるで壁のように煉達を覆う。
「!?」
「新手!?」
巨大な剣の壁によりセイバーナイトも近づけない。
そんな異様な光景の中、巨大な剣の壁を飛び越え黒スーツに身を包んだ女性が煉達の目の前に現れた。
「ふぅ……到着が遅すぎますよ、皆さん」
「アミルダさん!」
やれやれとでも言いたげな表情で現れたアミルダ。
しかし、煉達は武器を構えている。
アミルダは優しいとはいえセイバーナイト。
彼女は敵なのか、味方なのか……そう煉が考えている時だった。
「あ……あ、アミルダ!!」
「ルイ!?」
ルイはすぐさまアミルダに抱きつくと嬉しさの余りに泣き出してしまう。
煉や里奈、ヒメは状況が飲み込めず頭を傾げている。
当の本人であるアミルダも驚きの余り絶句していた。
「う……うぅ……よかった、生きてた……アミルダが生きてた……」
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