◆ベースシグレータ攻略戦!!◆

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ようやく屋上への扉が見えてきた。 「よっしゃー!」 泰陽とセインは二人で扉を蹴破り、ようやく屋上に辿り着く! 学校の体育館程の広さがあるこの屋上、フェンスが無い為端っこで足を滑らせば落下は免れない。 そして、中央にはヘリの着地スペースである『H』と大きく書かれた床。 しかし、その床の上にあるのはヘリではなく…… 「あら……こんなところにお客様が」 着物を着こなす和風美人、五楊 緋乃! 「あんたセイバーナイトだよな?」 泰陽がそう聞くと緋乃は広げた扇子で口元を隠し微笑む。 「そういうあなたは例の賊……みたいですわね」 「ならば話は早い!」 刹那! まばたきすら許さないそのスピードで、セインは右拳を緋乃の腹部に叩き込む! その余りの早さに緋乃は目を見開き驚きの表情。 しかし、セインも同じ表情だった。 「手応えが……」 そう呟くセインの目の前にいた緋乃は、ゆらりゆらりと幻影のように消える。 「幻!?」 「セインさん、後ろ!」
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