◆ベースシグレータ攻略戦!!◆

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「甘いな!」 セインの反射神経は勿論光の速度。 例え背後を取られても光速でそれに気づき、更に光速で反撃ができる。 セインは光を纏った右拳で裏拳を叩き込んだ……が。 「ぬわぁんだと!!」 背後にいた緋乃も幻。 いや、それどころか…… 「おいおいおいおい!」 「ちぃ! なんと厄介な!!」 「《百影(ヒャクエイ)》」 一、二、三、数え切れない程の緋乃が二人の周りに現れた。 勿論、ほとんどが幻影ということは分かりきっている。 「ここから幻影で下の連中のサポートをと思っていましたが……仕方ありません、あなた達を倒すのを優先としましょう」 無数の緋乃がクスクスと微笑む。 「本物を叩けばいいだけのこと!」 「その本物がここにいなかったら?」 「!?」 緋乃の言葉に驚くセイン! その隙に緋乃がセインの背後から襲いかかる。 「ふん!」 回し蹴りを放つがやはり幻影。 すると、上空から緋乃が扇子を振り下ろす。 セインが後方に跳び避けた瞬間、それは聞こえた。 「《大泡火憐(タイホウカレン)》」 「なぬ!?」
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