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講義が終わって資料室に夜星石を返しに行った時にナティルはため息を吐く
「はぁ…。またやってしまいました。ご協力、いつも感謝していますライキさん。」
うなだれて自分の契約精霊に礼を言うともう一人の契約精霊で光の精霊のコウが現れてぶつくさ文句を言った
「ナティル、俺に何させるつもりだったんだよ!」
陽の光を思わせる金の髪に青空のような澄んだ瞳
まだ幼さの残る見た目のコウは頬を膨らませてナティルに問いただすが
ナティルは疲れたような笑みを浮かべて首を横に振り
「まさか。コウに何かさせるつもりなんかありませんよ。ただの…脅しです」
「……どうせ、俺にはライキ程の力はねぇよ!」
泣きそうな顔をしてそう言うとコウは姿を消してしまう。
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