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サッカーのゲームが始まってすぐ、男子達が一生懸命ボールを蹴っているのを、フィールド内で私はじっと見てた。
みんなサッカー経験なんてほとんどないから、ポジションなんて関係無しにゴール目指してボールを蹴る。
どんどん私に向かって近づいてくる人とボール――――
じっと見てるうちに、だんだんその動きがスローモーションのように遅く見えてきた。
やばい、こっちに来る―――!
―――どくんッ
私の鼓動が一層高く鳴り上がった瞬間――――
気が付けばボールが私の足の下にあった。
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