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そして、今日も監督は来れず、みんなで練習を始めようとしていた。
なぜか今日は何かが起こりそうな気がして、ずっとそわそわしてた。
今日何回目かも解らないトイレに行き、気合いを入れた。
グラウンドに戻ると、みんなは見当たらず、騒がしい声だけが聞こえていた。
声のほうへ近づいてみれば、サッカー部のメンバーが私を見つけて、呼びかる。
「お客さんだよ!」
どうやら私に用がある人が向こうに来ているようだ。
「――――お客?」
まさかそれが、あの雷門中だったなんて。
まさかこれが、私の運命を大きく変えることになるなんて。
第一章END
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