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「へぇ~、けっこう小さいんだな……」
天才ストライカーがいるならもっと大きい学校かと思ったけど……。
雷門中よりもかなり小さい。
みんなもオレの発言を聞いて頷いたり短くああ、と言ったりして相槌をとる。
「ここに天才ストライカーがいるのは確かよ。中萩〇〇というわ」
「中萩か…俺も知らん名前だな………」
鬼道が考えている中、とりあえず、その中萩って奴を見つけに中へ入った。
「――あれ、え?そのジャージ……雷門中!?」
「!」
声が聞こえた方を見ると、紅咲中の生徒と思われる人がいた。
口をぱくぱくさせて身体は硬直している。
そんな生徒に監督が近づいていく。
「紅咲中のサッカー部ね?中萩さんいるかしら」
「中萩ですか?それならグラウンドにいますよ~、案内します!」
紅咲中の男子生徒は、オレ達が入ってきた入り口から出て、グラウンドへ歩いて行く。
オレ達もその男子生徒について行った。
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