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……この人が俺の姉?
それにしても、エロいな~
ジャックは後退りして、騎士の間に歩いていくと姉が声をかけた。
「ジャック?ジャックなんでしょ…私はずっと待ってたの貴方が必ずここに帰ってくるって」
「済まないな…姉さん。俺はもう…」
セリーヌが礼をしてウィルも合わせて礼をして騎士の間に向かった。
「…ジャック」
姉は心配していたあの子は未だに12年前の事件の傷を抱えたまま生きているのだ。
ジャックの姉は、一般人より異常なほどの露出狂であり、黒フードとパンツだけというライフを10年以上続けており、ウィルやセリーヌ曰く『処女煉獄の剣士』と他の騎士や魔術師達が彼女の事をそう呼んでいる。
因みに余談だが、一般的に処女とは男性との関わりが全く以て無い人の事を言う。
寮に戻ると、大剣士ガイアスが待っていた。
「なぁ?ジャック…御前はもう…20手前だ。そろそろ先の事を考えてなんだが、ルーラシアが選んだ女と一日過ごすはどうだ?」
ウィルとセリーヌは絶句してしまい、俺も頭が混乱してきた。
帰ってそうそうにこんな仕事があるなんて聞かされなかったから俺は焦心していた。
「俺…俺は…」
ガイアスが扉を閉める前にジャックを部屋から連れ出して、四階のレインヴェルグフロアーに足を踏み入れてしばらくすると、ある部屋についた。
「今日はここで一泊し、明日向かいに来る」
「無理だ!変な事ってか…どうも、いやらしい思惑があるとしか言いようがない。それに、前住んでいた所じゃないか!」
「さぁさぁ…レディーを待たせては男が泣きますよ。」
ガイアスが笑いながら、俺を無理矢理部屋に入れてガイアスは出ていき部屋の鍵を魔法でロックした。
処女の部屋
この部屋を見たジャックはベンチに座り水を一杯のみ気を落ち着かせた。
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