第Ⅰ章帰還、ルーラシア

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ルーラシア会議 どのみちディレートに見つかり、怒られたまま会議に参加した。 ルーラシアの声を久しぶりに聞いた。 長い金髪で、青目で金のコートと霊剣コレオを所持する王。 「再び、世界は危機に瀕している。先代のキングから受け継いだ遺志とウォルの礎を以て私は戦う。」 「ガブリエル?そうだなぁ…ガブリエルに会いに行っては貰えないか?ジャック」 「資料を読んだ結果五賢帝ガブリエル・バイブルは探すのに賛成だ」 ジャックは、賛成の票にいれてそろそろ本題に入った。 ルーラシアの隣には皇帝アイゼンガルド・ドゥ・フェヴリス(ジークフリートⅩ世Ⅹ)が席に座りワインを飲んでいた。 一般的にアイゼンガルド・ドゥ・フェヴリスは悪いイメージが強いが実際はそうでない。筵、優しい。 彼は、ルーラシアより5歳上で東の大帝国アイゼンガルドを創立して以降、大企業“世界の管理者”社長エスタンスとは、仲が悪く臨国とは常日頃から戦争が続いている。 東の大帝国アイゼンガルド領より北に、エイゼンベルグの国があり、後にこの国との戦争が切っ掛けでルーラシアとアイゼンガルドは対立することになる。 『Knight Of Darkness』に続く話なのでこの説明をしときました。 「ルー、ちょっと良いかな?俺の考えとはちっくと違うな!エスタンスが仕掛けた戦争は今ではこの国の食料自給率が低水準だぞッ!」 「アイン…分かる。分かるさぁ…その気持痛いくらい伝わる」 「ルーラシアさん!南方に時空の歪みが急速に上がり続けて莫大な炎を感じます!!」 「ルー?行くのか」 「アイン?君の国に言っといてくれ。『くだらん戦話は飽きた。皆の力で世界を救う』とな」 ルーラシアは、南のアウストラ陛陵に向かった。 俺達も南にいくことに…
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