第Ⅱ章五賢帝の登場

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塔に入ると、焔の気配をビンビンと感じセリーヌは熱さで発汗細胞が異常なほど機能が低下していることに気づいたセリーヌを見て、ジャックは得意そうに魔法を唱えた。 「ブリューナク」 身体中に冷気が包みセリーヌを熱さから守った。 「二人は待ってて」 ジャック一人で、塔の奥を目指した。 心には、アームズ・レヴァテインが居ると言うか眠っている。 『ジャックお前の身体は焔が全体構造の八割だぞ!いくら、俺ででも御前を支配しないが、恐れているのはオーバー・アームズ・レヴァンテイン《OAR》に覚醒した時にお前は俺を倒せるかだ』 ジャックは頷いて自身のあがらう事の出来ない運命に立ち向かっていた。 アニーター・スキルソンを倒してから世界は新たなる道を切り開いた。 キングもイヴもウォルもゼクセルもエリアーディアスも…だ。 皆は、俺を信頼し俺もあいつ等を信用した。 セリーヌが、25歳の時にルーラシアで再会を果たした。 結婚も約束した。 子供の名前も『サイラス』と決めた。 ジャックが塔の奥を上がるとティグレトが不敵に笑いながらパンドラの匣を開けていた! 「フハハハハハッ!愚かな人類よ俺の世界の糧になれ!アイゼンガルド、貴様も悪魔の悪魔で闇を運べッ!フハハハハハハハ」 「ティグレト!貴様を倒す。人類が貴様ごときの下等生物とは思わない。」 『ティグレト!覚えてんぜ…悪魔の儀式で実体の俺から心臓を奪いそれを芯として最強の魔剣サターンを作りやがった』 ティグレトは、抜刀の構えでジャックと戦った。 バトルVSティグレト(二回目)
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