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ティグレトを倒した時に、ケイティにも炎を感じた為にジャックは睨んだ。
「ありがとう、助けてくれた礼にキスはいかが?」
ケイティの甘い誘惑に騙されようとするウィルだが、ジャックはウィルに注意した。
「おい、待て!ウィル、その女はフレイムハートなんだよ…俺と同じ火の力が契約の交わしなんだよッ!」
ウィルは一歩前に立ち止まり恐怖を感じた。
「私がいくわ」
ケイティが、ウィルの唇にキスをした時に、火の契約の実行が進んだ。
「あぁ…ああああ目が痛い、痛い、」
ウィルの左目にフレイムハートの証である火の刻印ファイヤーとラテン語で印された。
「あなたは鴨ね。んじゃ、バイビー」
そそくさと逃げるケイティにジャックは剣を床に刺した。
ウィルは砂漠の灼熱の地面に倒れ込み、目が充血のように腫れ上がって血が滲んできた。
「うぅぅ…うぅぅ…ジャック?救ってくれよ、俺達を…」
ウィルは片目を抑えて立ち上がりセリーヌのスカートの一部をガーゼに使用した。
「もう。やめてよ!丸出しって感じだし私が可笑しいと思われるじゃない。私は露出狂ではありません!」
セリーヌが、顔を赤くしながら歩いていると、目的地であるイシレヌアル王国に着いた。
イシレヌアル王国
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