第Ⅰ部炎の騎士と蠢く陰謀

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宿屋の二階に自分がフレイムハートになった夢を見た。 「母さん!父さん!畜生おぉぉぉぉぉ!闇が闇なら俺は悪魔にでもなって見せる天使なら天使にもなる。俺に力をくれ!」 帝都ルヴェードで、火の守護者であったセルニアと契約して今の自分…か… あの時の事は忘れたくても忘れられない父さんの名はヴォヌティスだ。 長い蒼髪に何時も黒コートを着ていた。 「ジャック?」 誰か声をして剣を腰に差して扉を開けるとセリーヌが帰ってきた。 「うぅ…はぁ…」 ぐったり倒れ込み、血の気の無い表情で肌は冷たくて美しいゴールデンブラウンの髪も白髪になっていた。 胸の感覚も無し、 下の方でも反応は鈍い、 ジャックは考えると一つの結論を出した。 「はぁ~セリーヌも天の邪鬼やってくれんな…エリアーディアスが両性具有というのは昔に知った。」 セリーヌに炎を転生させることで命を紡ぐことは可能だ。 テルヴェルア神殿 「誰も居ない」 慎重にレヴァンテインを抜き、火の感覚だけで相手を追っていた。 セリーヌを見たときに、胸辺りに液のあとをみてな…まぁ、エリアーディアスだなと確信したんだ。 「インフェルノ・ア・フレイムハート」 結界を破り、奥に行くと祭壇に寝ているウィルと全課のエリアーディアスを姿を見てレヴァンテインを解除させた。 「龍痛快閃」 「龍虎刹殺閃」 双剣となったレヴァンテインで祭壇にあがり、エリアーディアスを狙った! 「あんたじゃない!其処に居るのはアルベルウゥゥゥゥゥ」 ぐさっ! ジャックはアルベルを刺して、ウィルの経過を見ていた。
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