第Ⅰ部炎の騎士と蠢く陰謀

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血が飛び散ったエリアーディアスを見てジャックはこれ迄に炎を使いすぎた。 「ッち、ジャック!」 アルベルは実体を取り戻すこと無く、セリーヌの身体を使おうとしたらジャックが小瓶で封じた。 ジャックは疲れて、神殿の柱に倒れ込み息が荒く…深く眠りについた。 英雄は戦いに疲れ、炎も僅かにしか点かなかった。 「ジャーーック!?眠ったの?私を出してよ」 アルベルが小瓶を叩いたが小瓶の魔力に通用しなかった。 「何、寝てんのよ」 神殿に現れた黒フードの女性がジャックを抱き抱えて炎を供給する古式の儀式を執り行った。 「我、炎を誓いし、この者に力を与え、新たなる命よ、神に召されん共にその剣に願えよ」 ジャックの冷めた唇に女性はキスをして自分の炎をジャックの心臓に送った。 炎心に炎が行き通りジャックは目が覚め「ありがとうなぁ、セルーニア」 レヴァンテインを構えてアルベルと戦った。 バトルVSアルベル 「良く生きていたもんね。ジャック」 「あぁ…両性具有のアルベル。斬る!」 ジャックは炎が回復して、レヴァンテインも順調であった。 「龍痛快閃」 龍の如く疾風のように相手を突き、左足で踏み込み龍の爪のように相手を斬る! 「ヴァーテイン」 火の球体がジャックを燃やしたが、そんなのはへっちゃらだった。 「感謝カンゲキフレイムハート」 水と火の二段媒介でアルベルは、深く傷ついた。 「エーミリスト・ソウル」 七つの剣を同時に、斬り込みジャックは絶体絶命にたたされた。 炎の力には、限りあり限界を越えるとアームズ・レヴァテインに精神を持っていかれるのだ! アルベルは、完璧なまでの女性だが、両性具有というには理由があり下半身は男ということだ。 ジャックは、レヴァンテインを構えて遂に、一か八かアームズ・レヴァテインに賭けてみた! 「頼んだぜ…炎よ」 ジャックの廻りに、溢れんばかりの火の力と強靭な力がジャックの姿を変えた! 大昔に滅びた筈の、アームズ・レヴァテイン今を以て完全復活!?
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