Kamikaze

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俺らのアジトは時空間の中に存在する。 そうしておけば誰がどこにいても 時空間の鍵さえ開けることができれば メンバーが集まることができる。 修吾が指先で宙に円を描くと 円の中が開き、時空への入り口となった。 入り口を抜けてからはすぐだった。 大抵のメンバーはアジトの座標軸を 覚えているから時空を開ける時に アジトの場所をイメージすれば 着くようになっている。 アジトと言うから隠れ家みたいなものを 想像する人もいるけど、それは違う。 それは隠れ家と呼ぶには あまりにも目立ち過ぎていた。 天を衝くほどの超高層ビルが 2人の目の前にそびえ立っていた。
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