8人が本棚に入れています
本棚に追加
俺らのアジトは時空間の中に存在する。
そうしておけば誰がどこにいても
時空間の鍵さえ開けることができれば
メンバーが集まることができる。
修吾が指先で宙に円を描くと
円の中が開き、時空への入り口となった。
入り口を抜けてからはすぐだった。
大抵のメンバーはアジトの座標軸を
覚えているから時空を開ける時に
アジトの場所をイメージすれば
着くようになっている。
アジトと言うから隠れ家みたいなものを
想像する人もいるけど、それは違う。
それは隠れ家と呼ぶには
あまりにも目立ち過ぎていた。
天を衝くほどの超高層ビルが
2人の目の前にそびえ立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!