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昭和58年 -夏-
少し前まで、山狗や鷹野と戦っていたなんて 嘘のような、静かで平凡な朝…。
母『圭一~、いつまで寝てるの?』
圭一『……ん』
母『今日はレナちゃん達と約束があるんでしょ?』
……ッバ!
圭一『いっけねぇぇぇ! 忘れてた…。』
時計を見上げると10時前だった。
急いで準備をしていると
母『圭一~、魅音ちゃんから電話よー。』
圭一『もしもし魅音か?わりぃ…寝過ごした!』
魅音『圭ちゃん、夏休みだからって夜更かして 変なことしてたらい……』
圭一『だーーー! ちっがーう!!夜 蒸し暑くて寝付けなかったんだよ!』
魅音『ありゃ… そうだったの? てっきりおじさん…』
圭一『魅音!! 今日 話し合いがあるんだろ?!
この話はこれぐらいにしようぜ!』
魅音『そだねー、皆待ってるから すぐにね!』
圭一『おう! すぐ行く!』
自転車に乗り、圭一は急いで 魅音の家に向かった。
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