夏の始まり

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ハッハッハ…… レナ『圭一君、そんなに急がなくてもいいんだよ? だよ?』 圭一『…まぁ、一応走りにきたからな…』 レナ『圭一君、頑張って~ ファイトおー!なんだよ! だよ!』 自転車に乗りながら、レナは圭一に声援を送っていた。 圭一『ふぅ… やっと着いたぜ。』 レナ『圭一君、お疲れ様~♪』 圭一は瓶を取りにはいり すぐに家をでて、自転車に跨がった。 レナ『じゃあ、魅ぃちゃん家にいこっか!』 圭一『そうだな!』 レナ『…そういえばさ 圭一君、圭一君は好きな子とかいるのかな? かな?』 圭一はこの質問に、深く考えずにサラッと答えた 圭一『好きなやつか? そうだなー、部活メンバー全員いいやつだし 好きだぜ?』 レナは小さな声で レナ『……はぅ、そういう意味じゃないのに…、圭一君の馬鹿…。』 圭一『…ん? なんか言ったか?』 レナ『なんでもないんだよ! だよ!』 二人がこんな会話をしていると、魅音の家に着いた。 ピンポーン… 魅音『あ、圭ちゃん どったの?』 圭一『うちの親にさ、醤油をわけにいってもらえってって言われてさ。』 魅音『あぁ、はいよ~ 瓶取りにいくねー!』 少しして魅音がでてきた 魅音『あれ、レナも一緒だったんだ…。』 圭一『おう! さっきそこで会ってな!』 レナ『あとで、宝探しに行くんだよ! だよ! 魅音『へぇ~ そうなんだ…。 明日合宿だから、あんまり遅くまで行ってたら駄目だからね!』 明らかに魅音の声は篭っていた。 魅音は「昨日の今日でレナと圭ちゃんが 一緒にいるのは嫌だなぁ…。 昨日 詩音が余計な事を言うからだよ…。」と思いながらも 普通に受け答えした。 レナ『魅ぃちゃんもよかったら一緒に、宝探しどうかな? かな?』 魅音『あ~…、おじさんは遠慮しとくよ! 圭ちゃんとレナのデートを邪魔したら悪いからねぇ!』 レナ『はぅ…、これってデートなのかな? デートなのかな?』 圭一『おい、レナ! 赤くなるな!! レナ『はぅ~……、圭一君と宝探しデート…! 圭一君と一緒に かぁいい物 お持ち帰りィィィ!!』 魅音『ハッハッハ、圭ちゃん お持ち帰りされないように気をつけるんだよ~!』 圭一『お前のせいだろ!!』 魅音『レナ落ち着きな! じゃあ、醤油いれてくるから待っててね!』 魅音が家の中にはいっていく。
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