恐怖の合宿

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-合宿当日の朝- 圭一『ふはぁ~…、少し早く起きすぎちまったな…。』 …ッバ 圭一『お、絶好の合宿日和じゃねーか!』 圭一がしばらくの間 外を眺めてぼんやりしていると下から 母『圭一~、ご飯できてるわよー。』 圭一『へ~い、いまいくー』 タッタタッタ… 母『圭一 おはよう』 圭一『おはよう~』 母『9時に待ち合わせなんでしょ? 早く食べないと遅れるわよ。』 圭一が時計を見てみると 圭一『もう20分かよ! 今日遅刻は非常にまずい…。』 圭一『いただきます~』 ……モグモグ ピンポーンー ピンポーンー 母『はーい』 …ガチャ レナ『おはようございます。 圭一君いらっしゃいますか?』 母『あら レナちゃん、おはよう。』 母『圭一~、レナちゃんが来てくれたわよー』 圭一『…!? やべぇ早く食べないと…。』 …モグモグ 圭一『よし! ごちそうさま』 圭一『レナ! 荷物とってくるから、少し待ってくれ!』 レナ『うん!』 タッタタッタ… 圭一『お待たせ! じゃあいってきますー!』 母『圭一もレナちゃんも気をつけていってくるのよー』 圭一『わかってるって!』 レナ『わかりました~』 圭一「部活の合宿なら、気をつけるなと言われても気をつけないと危ないぜ…」 圭一『…ところでレナ』 レナ『なーに圭一君?』 圭一『別に来てくれなくても 大丈夫だったぞ?』 レナ『迷惑だったかな…? …かな?』 圭一『いや、別にそういうわけじゃないんだが、レナがうちまで来てくれたのが 珍しいなと思ってさ!』 レナ『圭一君が今日 遅刻しちゃったら大変でしょ! それと………………』 圭一に聞こえないぐらいの声で、レナが囁いた。 レナ『…圭一君と一緒に行きたかったから…。』 圭一『…ん? レナ、なんて言ったんだ?』 レナ『ううん! なんでもないんだよ! だよ!』 圭一『そっか、なら急ごうぜ! 遅刻しちまったら大変だからな。』 レナ『…そだね。』 圭一とレナは集合時間 10分前に園崎家に着いた。
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