ネイクワールド

それが昨日、いきなりオヤジから伝えられたことだった。

……で、結局ネイクって何なんだ？……

しかし俺は、その話をオヤジの口から聞いたのと、その話の先のわからない感じにやられて、ネイクに入ることを決めた。

でも、もし断ってたら…俺は死んでたということだ。

普通に考えてこんなマンガのような話を真剣に考える人はいないだろう。

しかし、俺のネイクとしての人生は確かに動きだしていた。

……俺がネイクに入ったことが“間違い”だったかどうかわかるのは、まだ先のことだった。