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兄が差し出したのは、バイブだった。
「に、兄さん!?」
「これを、挿れてるところを見てもらえ」
「えっ!?だ、誰に…」
兄はドアの鍵を開けると、ある人物を入れた。
「せ、先輩!!?」
それは、真実の通う高校の先輩、百井(ももい)だった。
「真実…」
「どうして先輩が!!?」
「百井の兄貴は、オレと同級でな。兄貴と話してて、コイツとも仲良くなったんだ。
そしたら、真実が気になるなんて言うから、お前の本当の姿を見せてやろうというわけだ」
「そんなっ!!い、いやっ」
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