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「ぶっ!」
男は下を向いて肩を震わせた。
(真っ直ぐな目で正面から俺を見て、朗らかに笑みを浮かべながら その一本だけコンニチハ!してる長~い鼻毛は反則やろ!)
ふ~、は~..
男は深呼吸で息を整え
「..じゃ、そこの喫茶店でも行きましょうか?」
と30秒後にようやく返事ができたのであった。
歩きながら改めて声をかけてきた人物をチェックする。
こんなところでスカウト業をしてるとは思えない程 爽やかな青年だ。
どこかの一流企業でバリバリ働いてる方が似合ってそうだった。
(..でも今は 鼻毛がソヨソヨしてるんだよなぁ)
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