もうさ、

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覚悟してたはずなのに、この痛みは何やろう さっきの指からでも、手の平からでもない痛みに貫かれる 俺たちを繋いでた絆は綻び、解け、変わらない日常の中に溶けていく。 声を枯らしながら叫んだ反響も、残響も、空しく部屋に響く。 解放されたはずなのに、心に残るこの気持ちは何なのか。 何も残らないはずだったのに・・・。 もう・・・さよならやねん。 振り向いたらアカンねん 前を向いて、未来に向かって歩き出すしかない。 愛してる 愛してた でもごめん。 これで、おしまいや・・・。 .end.
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