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つまりは重岡と森木が2人で店を決めて、まるで偶然かのように俺らを会わせようとしたのだろう
うざってぇ・・・
コイツらに心配されるようなことは何も無いっちゅうねん
順調や!どアホ!!
「一緒しましょうよ兄さん!!ね、ほら藤原さんは井本さんの向かい!早く座ってくださいって」
重岡が藤原を押し込み、俺の向かいに座らせて自分は藤原の横に座った
確かに向かいの方が顔も見えるしええんやろうけど・・・
何で重岡はそんなに藤原にピッタリくっついとんねん
もっと離れろや!!
目で重岡に訴えかけるとそれに気がついたらしく、目をこちらに向けてきた
と思ったらニヤッと笑い
酔っ払いを装って藤原の腕に絡みついた
「藤原さーん」
「何やねん暑苦しい
離れろやぁ」
何やねんコイツ・・・
俺にヤキモチ妬かせようってか?
こんなんじゃ妬かんねんからな・・・
違う
絶対に
これはヤキモチなんかじゃない
このモヤモヤした気持ち悪いものはアルコールが回っただけや・・・
そんなことを思いながらビールを飲んでいると机に置いた携帯が震えた
ジョッキを置いて携帯を開くとメールが一件
送信者は藤原・・・・・・
は?
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