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7月7日
「中島さん。今から飯っすか？」
岩田がエレベーター前で話し掛けてきた。
一つ年下で後輩の岩田は、なんか苦手。
「カフェとかいくんすか？」
「…」
サーフィンやってるとかでこんがりと焼けた肌。
大きな目が特徴の、まあイケメンな顔してる。
んでもって、同世代の彼氏ナシのあたしが自分に惚れてると思い込んでるおめでたい奴。
「うん。まあそんな感じ。」
妙な自信もたれても、迷惑なんだけどな。
そのくせ自分からは誘わなくて、あたしからの誘いを待っているみたい。(どんだけ自信あるんだよ)
まわりをうろちょろされているあたしは、どちらかというと困る。
勘違いイケメンは、うざったいだけだ。
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