第9章

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「ってことは、俺らの頭にも同じような事したってことか?」 ”もちろんです。ゲームは公平でなければなりません” じゃあうかつにキスできないかな… その前にキスしないか。 ”他に質問はございませんか?” 「……………」 静まりかえる室内。 ”ではこのゲームは終了させていただきます” ガシャンと足枷が外れる。 ”10分間の休憩です” ディーラーの声が聞こえなくなった。 俺は立ちあがり、美紀と孝輔を見た。 床に横たわる2人。 あまりにも可哀相だと思った。
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