723人が本棚に入れています
本棚に追加
それでも泣き止まない薫。
それほど死にそうだったのか?
少し視線をずらすと本部長が険しい表情でこちらを見ていた。
「なんで勝手に捜査を続行した!!!」
薫とは対象的に怒っている。
「あなたもジャスティスに抱きこまれているんでしょ?」
「なっ」
表情はうってかわり困惑する。
「わたしではない……。警視総監が抱きこまれたのだ………」
「…」
「確かに信じがたい事だ。だが事実だ。警視総監からジャスティスを終えると思ったが、首をきると脅されて断念した…」
「警視総監が抱きこまれている事は知っていました」
「だ、誰に聞いた!!」
「中西です。ほら、俺が教官時代に成績トップだったやつです」
「あいつは、3ヶ月前に警察を辞職しているぞ?」
「多分そうでしょうね」
「それにお前が倒れていた現場に奴も一緒に…」
「わかっています。」
最初のコメントを投稿しよう!