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最後のピースがあるべき場所へと移動した。
その瞬間、金属音とともにケースが開いた。
里美は悔しがり力の限りパズルを殴りつけている。
目の前にある拳銃。
俺は少し躊躇ったが、手にとった。
物凄い重厚感。
ピカピカに輝く本体。
そして………………
自由への切符。
”おめでとうございます。見事に切符を手にいたしましたね”
銃を持つ手が少し震えている。
”では、自由になるための選択をしていただきます。1人で構いません。引き金を引くだけで撃てるようになっています”
志保と里美が俺を見る。
”ではどうぞ”
ディーラーが言い終わる。
そして間髪いれずに里美が口を開く。
「高田君、お願いだから私を撃たないで…」
里美がシャツのボタンを外し始める。
「もし助けてくれたら、私の事、好きにしていいよ…」
ボタンを4つ外した。
少しブラが見える。
横の志保に目を向ける。
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