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耳を突き刺す爆発音。
先程のショットガン程ではないが、やはり耳が痛い。
発射された弾丸は里美の腹部に命中し、見たくもない血が溢れだす。
お腹をおさえるが血が止まらない。
口からも血が出てくる。
俺がしたこと。
俺が里美にしてしまったこと。
人としてはしてはいけないこと。
だが生きるがゆえ必要なこと。
生き残る選択肢。
俺は床に拳銃を放り投げた。
「俺だって帰りたいんだよ?」
里美は苦しみの表情を浮かべる。
だが…
いきなり不気味に笑みを浮かべる。
そしてテーブルに倒れこんだ。
ピクピクと痙攣を起こしはじめた。
だが次第に痙攣はおさまり、動かなくなってしまった。
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