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”ところで今あなた達がどこにいるかわかる？”
それはずっと疑問だった。
ここはどこなんだ？
”実を言うと地上ではないわ。あなた達は飛行機に乗っているの”
飛行機だと？
”今日本に向かっていると思うけど、多分地上に生きて降りれないわね”
「どういうことだ!!!!!」
答えないことを忘れてつい叫んでしまった。
”私が死ぬとオートパイロットが切れるようにリンクさせてあるの”
ってことは…
”もうじき落ちはじめるわ。まぁそれは安全策とでも言っておくわ。地上に無事降りてベラベラ喋られても面倒だし”
ガタっともの凄い衝撃が部屋を襲う。
立っているのもままならない状況だ。
”だからあなた達に別れを言うわ。さようなら。絶対に生きて帰さないから”
ブチっと音をたてて里美の声が消える。
そして揺れる部屋の中静かに呟いた。
「こんなとこで死んでたまるか」
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