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勢いよく振り向き志保の手を取る。
「えっ???」
いきなりの行動にあっけにとられているようだった。
「こんなわけのわからないところで死にたいと思うのか?俺はまだ死にたくない!」
「わ、私も死にたくない!」
「じゃあ行こう!」
「うん!」
志保は今までで最高の笑顔を俺に向けてくれた。
それに勇気をもらい鍵を手に扉へと向かった。
扉の鍵穴に鍵を差し込む。
金属が擦れる音がして、左に回すとカチャっと音をたてて開錠された。
扉のとってを握り勢いよく開けた。
いきなり広がる空間。
ファーストクラス以上の豪華さがある客席のような場所にプロジェクターでさっきまでゲームをしていた部屋の様子が映し出されていた。
「趣味が悪いな」
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