第13章

5/14
前へ
/161ページ
次へ
各班が思い通りに行動している。 ふと空を見る。 今から何が起こるだろうか。 遠くに小さく何かが見える。 あれが目標か。 あと5分くらいと言ったところか。 その時、緊急無線が入った。 ”こちら指令本部。応答せよ” 隊長が無線を手に取る。 「こちら実行部隊。どうぞ」 ”作戦指令の加筆、修正を行う” 「はい。どうぞ」 ”先程、目標に搭乗しているのが全て1級犯罪リストに乗っているのが確認された。それに加えて武器、つまり銃器の密輸にも使用されている。そして、内部の裏切り者が目標に対して今回の作戦を漏らしていることが判明した。よって指令は、全員射殺” 現場にいる全員が耳を疑う。 全員射殺? 日本でそんなことがあっていいのか? 「その指令は確かなんですか?」 ”間違いない。なお作戦終了後、掃除を行い隠密に事を済ませる。指令は以上だ。オーバー” 隊長が舌打ちをする。 「今のを聞いただろう。全員射殺だそうだ。目標が着陸、停止後、扉が開いたら全員発砲しろ。以上だ」
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

723人が本棚に入れています
本棚に追加