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ガチャンと音をたてて階段と飛行機との接合が完了する。
そして5人の隊員が次々に階段を駆け登る。
3人の隊員が1番上の踊場に立ち、残りの2人はそれぞれ一段づつ降りている。
班長らしき男がハッチに手をかけたとき、あまりにもボロボロすぎて崩れてしまった。
そしてそこには若い男女が横たわっていた。
「隊長」
”なんだ”
「20代とみられる男女発見、どうしますか?」
”とりあえず回収だ。機内の捜索を続けろ”
「了解」
無線を切り後ろの隊員に手で指示を出す。
一人の隊員が男に手をかけたときだった。
「………………ばく…だ…ん…」
まだ息がある。
「ばくだん…………早く……にげ…ろ」
途切れ途切れに話す言葉は微かに聞き取れた。
隊員は班長を見る。
「隊長!!」
すかさず無線をする。
”なんだ”
「生存者あり。爆弾と口走ってます」
少し間があいた
”全員待避しろ!!!”
隊長の怒鳴り声が無線ごしに割れて聞こえる。
「た、待避!!」
ぞろぞろと階段を駆け降りる。
班長は階段を降りるとき背中ごしに機内が女の笑い声を聞いた。
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